2025年1月4日(土)~13日(月・祝)・会期中無休
中村琢二展のご案内を申し上げます。
中村琢二が本格的に絵筆を握ることを決意したのは31歳、のちに近代洋画壇の重鎮となる兄・中村研一の勧めによるものでした。安井曽太郎に師事し、安井の創立した一水会展や新文展に出品、着実な歩みによって芸術選奨、また日本芸術院賞を受賞、ついには日本芸術院会員に推挙されるに至り、91歳で天命を全うされるまで、画業に勤しまれました。
安井の影響を受けた穏健な技法を基軸に、油彩画の本質を知り尽くしたうえ、柔らかな色彩とほのぼのとした筆致で軽やかな作風を確立。その持ち味は人物画、風景画に遺憾なく発揮され、亡くなられて30年以上となるいまなお、多くの愛好家の心を捕らえやみません。
芸術表現の多様化する昨今、あらためて皆様に油彩画の美しさを味わっていただけましたら幸いです。
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「志高湖より由布岳を望む」油彩 10F
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「茶羽織の女 1954」油彩 30P
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「木曾駒を望む」油彩 10F
営業時間:10時-19時、土曜・日曜・祝日10時-18時半
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福岡日動画廊
福岡市中央区渡辺通り1-1-2 ホテルニューオータニ博多1F
電話092(713)0440
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