2024年11月19日(火)~12月3日(火)・日曜・祝日休廊
中村琢二展のご案内を申し上げます。
中村琢二が本格的に絵筆を握ることを決意したのは31歳、のちに近代洋画壇の重鎮となる兄・中村研一の勧めによるものでした。安井曽太郎に師事し、安井の創立した一水会展や新文展に出品、着実な歩みによって芸術選奨、また日本芸術院賞を受賞、ついには日本芸術院会員に推挙されるに至り、91歳で天命を全うされるまで、画業に勤しまれました。
安井の影響を受けた穏健な技法を基軸に、油彩画の本質を知り尽くしたうえ、柔らかな色彩とほのぼのとした筆致で軽やかな作風を確立。その持ち味は人物画、風景画に遺憾なく発揮され、亡くなられて30年以上となるいまなお、多くの愛好家の心を捕らえやみません。
日動画廊での個展は2011年以来、13年ぶりです。芸術表現の多様化する昨今、あらためて皆様に油彩画の美しさを味わっていただけましたら幸いです。
中村琢二「木曽駒を望む」油彩 10F
中村琢二「西伊豆の宿」油彩 10F
中村琢二「江浦の海」油彩 6F
営業時間:平日10時半〜18時半 土曜日10時〜18時 最終日は17時まで 日曜・祝日休廊
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日動画廊本店
東京都中央区銀座5-3-16
電話03(3571)2553
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