2021年10月19日(火)〜30日(土)・日曜日休廊
「土井久幸展~フランスの情景~」のご案内を申し上げます。
昭和会展にて最高賞・昭和会賞に輝かれたのは2015年、クレパスの風合いを生かしたやわらかな作風が高く評価され、、多くの愛好家の心を捕らえられておられます。17年の受賞記念展以来、4年ぶりの大きな展覧です。
土井先生は、独学で絵画を学ばれましたが、そのきっかけは地元和歌山県立近代美術館にて開催された「ストラスブール近代美術館展」でのギュスターヴ・ドレの油彩画との出会いなのだそうです。19年にはストラスブールを訪れ、23年ぶりにその作品との再会を果たしたとのこと。原点へ帰り、制作への想い、また第二の故郷とも呼ぶフランスへの想いはより強まったようです。
風景・静物・人物という言葉は使わず、自身の絵は「情景画」であることを目指したいという土井先生。決して主張を押し付けることなく、観る人の心に寄り添うような「情景」を描いた新作約40点が並ぶ会場に、穏やかな風が流れます。ご期待ください。