2016年3月22日(火)〜4月2日(土)・日曜日休廊
「蛯子善悦・真理央 二人展〜ふたりのパリ、ふたりのフランス〜」のご案内を申し上げます。
20数年、パリ郊外にアトリエを構え、パリを足場にフランスを描いた父・善悦と、父亡き後に本格的に画家の道を選んだ子・真理央。善悦は日本人に珍しい親密主義の画家で、風景にも室内風景にも人間の愛情の歴史、しみじみとした心の暖かさが溢れます。真理央はフランスの光と影が生む造形に深い関心を持ち、その風景にヨーロッパの人々が持つ、生命の源である光への大きな憧れを知ります。両作家のあいだにある相似性と独自性から、それぞれの絵画表現をお感じいただけることと存じます。今回はパリを中心としたフランスの風景、父の遺作、子の新作、60余点が陳列されます。ご期待ください。