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速報! 第43回昭和会展の授賞者が決定しました
2008年1月30日(水)
第43回昭和会展の授賞選考会を日動画廊本店で行い、各賞が決定しました。
選考会風景 選考委員の各位
展覧会開催前日の1月30日(水)午後4時30分より行われた授賞選考会。選考委員の各氏が集まり、会場にも緊張感が漂います。
43回という歴史を重ねると、出身の芸大・美大、地域性を乗り越えた「昭和会作家」という新しい領域が美術界に評価されるようになり、また昨年秋、昭和会作家から文化功労者として、国家的栄誉に輝く作家が誕生したことは誠に嬉しく思っています。
昭和会事務局長・長谷川徳七(弊社社長)より
授賞選考会の開始にあたってのご挨拶
選考会は以下の選考委員によって行われました。
入江 観、奥谷 博、小杉小二郎、佐藤泰生、島田章三、山本 貞、雨宮敬子、峯田義郎、瀧 悌三、福田繁雄、隅 修三、大村 智、松村謙三、南嶌 宏、原田 光、長谷川徳七、山根博志、岡村勇夫、長濱一夫(敬称略)
選考会風景 選考委員の各位
選考会風景 選考委員の各位
選考会風景 選考委員の各位
今回は昨年8月、絵画35歳以下、彫刻40歳以下の作家を対象に推薦と公募を行い、絵画81人132点、彫刻14人17点の中から選考委員が選んだ絵画19作家、彫刻8作家に加え、シードで絵画2作家、彫刻1作家が新作を発表しました。授賞者はこの中から選出されます。
開票が始まり、結果を見守る選考委員の各位
真剣な面持ちで様子を見守ります
結果を見守る選考委員の各位
作家の力量は従来以上に質の高さを見せ、得票が割れ白熱した選考会は決戦投票へと舞台を移します。
決選投票に向け、再び作品を吟味する選考委員の各位
選考会風景 選考委員の各位
選考会風景 選考委員の各位
出品作家は北海道から鹿児島まで全国に及び、また韓国、中国と国際的な様相をみせ、幅広く注目された公募展として、その役割が持つ使命を感じ、重責を担っていることを改めて認識させられます。
決戦投票の結果を見守る選考委員の各位
決戦投票の結果を見守る選考委員の各位
決戦投票の結果を見守る選考委員の各位
選考会の結果、第43回昭和会展の昭和会賞授賞者には立石真希子氏が決定しました。選考委員・事務局から拍手が沸き選考会は終了しました。
拍手で選考会を終えた選考委員の各位
各選考委員ともに作品の創造性、独自性について注目し、時代の美術思潮を反映しながら、主張のある作品が賞に選ばれました。
各賞の授賞者は以下の各位となりました。
昭和会賞 立石 真希子(絵画) S55年生 二紀展出品
松村賞 佐藤 智子(絵画) S47年生 光風会会員
東京海上日動賞 阿部 鉄太郎(彫刻) S53年生 日本彫刻会会員
日動美術財団賞 吉中 裕也(絵画) S55年生 無所属
優秀賞 足立 慎治(絵画) S48年生 新世紀美術協会会員
第44回展シード作家
(絵画) 絹谷 香菜子 美浪 恵利 渡辺 一洋
(彫刻) 田原迫 華
第43回昭和会賞受賞 立石真希子氏の作品
昭和会賞、松村賞と女流作家が授賞する結果となりました。記憶に新しい先日の芥川賞・直木賞もやはり女流作家が授賞したことが思い起こされます。
昭和会賞授賞者では3人目となる女流作家ですが、第43回という開催回数を考えれば多くありません。しかし、21世紀は感性の時代、女性の時代と言われます。今後は芸術分野でも、女流作家の益々の活躍が期待できることでしょう。
第43回昭和会展、日動画廊本店にて1月31日(木)から2月7日(木)までの開催です。
若手作家の力作が揃いました。どうぞご高覧ください。
日動画廊本店へのお問合せはこちらまで。
午前10時 - 午後7時・日曜、祭日休廊 (土曜日は午後5時30分)
日動画廊本店 [MAP]
東京都中央区銀座5-3-16
電話 03(3571)2553